ミシンみしん
← sewing machine
「機械」という意味だった machine は、こぼれて縫い物の機械「ミシン」になった。
sewing machine
ミシン
- 元の言葉
- sewing machine
- こぼれた部分
- ミシン
- 種類
- 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味縮小
- 現在の意味
- 裁縫用の機械、ミシン目
- 信頼度
- 確実
意味の変化
- machine(機械)
- sewing machine(裁縫機)
- 「ミシン」が独立
- 裁縫用の機械
- 点線状の切り取り穴
機械全般(machine) → 裁縫用の機械
何からこぼれた?
「ミシン」は英語 sewing machine の後半 machine がこぼれた言葉です。デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典とも《sewing machine から》としています。
元々どういう意味だった?
machine は機械全般を表す語で、sewing machine では「縫う」機械の「機械」の部分でした。それ自体に裁縫の意味はありません。
いつ独立した?
精選版 日本国語大辞典は、『京都新聞』50号(1872)の「ミシンを以て(ミシンは西洋縫工の器械なり)縫ふことを」を初出の実例に挙げています。説明の注記が付いており、まだ新しい言葉だったことがうかがえます。
意味は変わった?
「機械」という一般的な語が、裁縫用の機械だけを指すようになりました。さらに、ミシンで縫ったような点線状の穴「ミシン目」の意味も生まれています(同辞典は『整理学』(1963)を初出の実例に挙げる)。一方、機械全般は後に「マシン」として改めて取り入れられ、同じ語源の二つの言葉が別々に使われています。
今はどう使われる?
「ミシンをかける」「ミシン目」のように、裁縫や紙の切り取り線の意味で日常的に使われます。
なぜ定着した?
明治初期、西洋式の裁縫機が新しい道具として入ってきたとき、聞き取った「マシーン」の音がそのまま道具の名前になったと考えられます。
元の意味と今の意味
英語 machine は機械全般を表す語。sewing machine(縫う機械)では、「機械」を表す後半部分だった。
- 裁縫用の機械布・紙・革などを縫い合わせたり、刺繍したりする機械。
- ミシン目紙などの切り取り線上にあけた点線状の穴。「ミシンを入れる」。
タイムライン
- 1872年精選版 日本国語大辞典は、『京都新聞』50号(1872)の「ミシンを以て(ミシンは西洋縫工の器械なり)」を初出の実例として挙げる。
- 1963年「ミシン目」の意味の初出の実例として、加藤秀俊『整理学』(1963)が挙げられている。
用例
ミシンで雑巾を縫う。
作例・裁縫用の機械ミシンに沿って切り取ってください。
作例・ミシン目
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出典
- 「ミシン」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)