レンジれんじ

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こんろ付きの調理台だった「レンジ」は、こぼれて電子レンジの名前になった。

電子レンジ
レンジ
元の言葉
電子レンジ
こぼれた部分
レンジ
種類
部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味縮小
現在の意味
電子レンジ、加熱調理器具、範囲
信頼度
有力

意味の変化

  1. 加熱調理器具(ガスレンジ)
  2. 電子レンジ
  3. 「レンジ」が独立
  4. 電子レンジそのもの

こんろ・天火を備えた加熱調理器具 → 電子レンジ

何からこぼれた?

「レンジ」は「電子レンジ」の後半がこぼれた言葉です。

元々どういう意味だった?

「レンジ」は英語の range から入った外来語で、デジタル大辞泉は「こんろと天火を備えた加熱調理器具。ガスレンジなど」と説明しています。精選版 日本国語大辞典は、この意味の出典として『すまいの話』(1948)を挙げています。「電子レンジ」はその一種を表す複合語でした。

いつ独立した?

東芝ライフスタイルによると、国産第一号の業務用電子レンジが完成したのは1959年、市販第一号機の発売は1961年です。講談社の『食器・調理器具がわかる辞典』は「レンジ」を「一般にガスレンジまたは電子レンジをいう」と説明しており、単独で電子レンジを指す用法は辞書にも載っています。ただし、単独用法の初出は現時点で確認できていません。

意味は変わった?

もともとは「こんろ付きの調理台」全般を指す語でしたが、家庭では「レンジ」といえばまず電子レンジを思い浮かべるようになりました。広い意味の語が、こぼれたことで特定の機械を指すようになった例です。

今はどう使われる?

「レンジでチン」「レンジ対応」のように、単独の「レンジ」はほぼ電子レンジの意味で使われます。ガスこんろの意味は「ガスレンジ」「レンジフード」など複合語の中に残っています。

なぜ定着した?

家庭ではガス台を「こんろ」と呼ぶことが多く、「レンジ」という語と競合しにくかったため、電子レンジの普及とともに「レンジ=電子レンジ」が定着したと考えられます。

元の意味と今の意味

英語 range から入った「レンジ」は、こんろや天火を備えた加熱調理器具のこと。「ガスレンジ」のように使う。「電子レンジ」では、そのうちマイクロ波で加熱するものを表す後半部分だった。

  • 電子レンジ「レンジで温める」「レンジ対応容器」のように、単独で電子レンジを指す。
  • 加熱調理器具本来の意味。「ガスレンジ」「レンジフード」など複合語の中で使われる。
  • 範囲英語 range の別義。「価格レンジ」など。

タイムライン

  1. 1948年精選版 日本国語大辞典は、加熱調理器具の「レンジ」の出典として『すまいの話』(1948)を挙げる。
  2. 1959年東芝が国産第一号の業務用電子レンジを完成させ、1961年に市販第一号機を発売する。
  3. 1962年精選版 日本国語大辞典は「電子レンジ」の出典として『流通革命』(1962)を挙げる。

用例

  • お弁当、レンジで1分温めて。作例・電子レンジ
  • キッチンのレンジフードを掃除する。作例・加熱調理器具

関連するこぼれことば

出典

  1. 「レンジ」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・食器・調理器具がわかる辞典)コトバンク(小学館・講談社)(2026-10-04 閲覧)
  2. 「電子レンジ」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)
  3. PRODUCT HISTORY 電子レンジ・オーブンレンジ東芝ライフスタイル株式会社(2026-10-04 閲覧)