携帯けいたい

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「持ち歩く」という意味だった「携帯」は、こぼれて電話機の名前になった。

携帯電話
携帯
元の言葉
携帯電話
こぼれた部分
携帯
種類
部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味縮小 / 再解釈
現在の意味
携帯電話、持ち歩くこと
信頼度
確実

意味の変化

  1. 持ち歩くこと
  2. 携帯電話
  3. 「携帯」が独立
  4. 電話機そのもの

持ち歩くこと(動作・性質) → 持ち歩ける電話機(モノ)

何からこぼれた?

「携帯」は「携帯電話」の前半がこぼれた言葉です。

元々どういう意味だった?

「携帯」はもともと「持ち歩くこと」を意味する漢語で、「携帯電話」では電話の性質を説明する部分でした。電話機そのものを指す語ではありません。

いつ独立した?

携帯電話が一般に普及した1990年代以降、「携帯」単独で電話機を指す言い方が広まったと考えられます。単独用法の初出は現時点で確認できていません。

意味は変わった?

「持ち歩く」という動作・性質を表す語が、電話機というモノを指す名詞になりました。本来の意味も消えておらず、「携帯する」は今も使われます。同じ形の言葉が二つの意味を持つことになった例です。

今はどう使われる?

スマートフォンが主流になった現在、「携帯」はスマートフォンを含む電話機全般を指す場合も、従来型の携帯電話だけを指す場合もあり、使い方には世代差が見られます。

なぜ定着した?

「電話」だけでは固定電話と区別できず、「携帯電話」は日常で言うには長い。区別に必要な部分だけが残った、と見ることができます。

元の意味と今の意味

「携帯」は本来、身につけて持ち歩くことを表す漢語。「携帯する」「携帯品」のように使う。「携帯電話」はその性質を表す修飾部分だった。

  • 携帯電話持ち歩ける電話機。「携帯を忘れた」のように、名詞として電話機そのものを指す。
  • 持ち歩くこと本来の意味。「身分証を携帯する」など、書き言葉や公的な文脈で使われる。

タイムライン

  1. 1987年日本で携帯電話サービスが始まる。
  2. 1990年代端末の小型化・低価格化で携帯電話が一般に普及する。
  3. 2010年代スマートフォンが主流になり、「携帯」と「スマホ」の使い分けに世代差が現れる。

用例

  • 携帯どこに置いたっけ。作例・携帯電話
  • 運転免許証を携帯すること。作例・持ち歩くこと

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出典

  1. 広辞苑 第七版新村出(編)、岩波書店、2018
  2. 情報通信白書総務省(2026-10-04 閲覧)