-athonあそん
← marathon
ギリシャの地名の一部だった「-athon」は、こぼれて「長時間の催し」になった。
- 元の言葉
- marathon
- こぼれた部分
- athon
- 種類
- 固有名詞由来 / 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味拡張 / 再解釈
- 現在の意味
- 長時間続く催し
- 信頼度
- 確実
意味の変化
- 地名 Marathōn
- 長距離走 marathon
- 「-athon」が独立
- 長時間続く催し
地名の一部 → 長時間続く催し
何からこぼれた?
接尾辞 -athon は marathon の後半がこぼれた言葉です。Online Etymology Dictionary は -athon(-thon とも)を「marathon から切り出された」語形成要素としています。
元々どういう意味だった?
同辞典によると marathon は、古代の有名な戦いの舞台となったアッティカ地方の町 Marathōn にちなみます。地名は文字どおりには「ウイキョウの野」とされます。1896年の近代オリンピック復活の際に長距離走の競技名になりました。-athon は地名の一部で、意味の区切りではありませんでした。
いつ独立した?
Online Etymology Dictionary は -athon を使った語の例として、walkathon(1931)、talkathon(1934)、telethon(1949)などを挙げています。
意味は変わった?
地名の一部だった音のかたまりが、「長時間続き、持久力を要する活動」を表す接尾辞になりました。デジタル大辞泉と精選版 日本国語大辞典も、「テレソン」をテレビジョンとマラソンの合成語としています。
今はどう使われる?
英語では telethon のほか、Online Etymology Dictionary が挙げる swimathon(1968)など、さまざまな語が作られてきました。日本語でも「テレソン」として取り入れられています。
なぜ定着した?
マラソンが「長く、つらいが、やり遂げるもの」の代名詞になったため、その語尾だけで同じイメージを伝えられるようになったと考えられます。
元の意味と今の意味
Marathōn はアッティカ地方の町の名前で、ギリシャ語で「ウイキョウの野」の意味とされる。古代の戦いの舞台で、1896年に長距離走の名前 marathon race になった。-athon の部分は地名の一部で、それ自体に意味はない。
- 長時間続く催しtelethon(長時間のテレビ番組)、walkathon、swimathon のように、長さと持久力を伴う活動を表す接尾辞。
タイムライン
- 1896年Online Etymology Dictionary によると、近代オリンピックの第1回大会で長距離走 marathon race が競技として導入される。
- 1931年-athon を使った語の例として walkathon(1931)が確認される。
- 1949年telethon(長時間のテレビ募金番組)が確認される。
- 1955年精選版 日本国語大辞典は、平井常次郎『マイクのたわごと』(1955)の「テレソン」を初出の実例として挙げる。
用例
The charity raised millions in its annual telethon.
作例・長時間続く催しチャリティーのテレソンに出演した。
作例・長時間続く催し
関連するこぼれことば
出典
- -athon (etymology)Online Etymology Dictionary(2026-10-04 閲覧)
- marathon (etymology)Online Etymology Dictionary(2026-10-04 閲覧)
- telethon (etymology)Online Etymology Dictionary(2026-10-04 閲覧)
- 「テレソン」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)