-gateげーと
← Watergate
「門」だった gate は、ウォーターゲート事件からこぼれて「スキャンダル」になった。
- 元の言葉
- Watergate
- こぼれた部分
- gate
- 種類
- 固有名詞由来 / 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味拡張 / 一般化
- 現在の意味
- 〜にまつわるスキャンダル、門・出入り口
- 信頼度
- 有力
意味の変化
- watergate(水門)
- 建物群 Watergate
- ウォーターゲート事件
- 「-gate」が独立
- スキャンダルを表す接尾辞
門・水門 → 〜にまつわるスキャンダル
何からこぼれた?
接尾辞 -gate は、ウォーターゲート事件の Watergate の後半がこぼれた言葉です。Online Etymology Dictionary は -gate を「Watergate から切り出された」としています。
元々どういう意味だった?
同辞典によると watergate は14世紀から「水路」「水門」を意味する語で、water(水)と gate(門)の組み合わせです。のちにワシントンD.C.の建物群の名前になりました。この建物には1972年の大統領選で民主党全国本部が入っており、6月17日に侵入事件が起きます。これがニクソン大統領の辞任につながりました。
いつ独立した?
Online Etymology Dictionary は、接尾辞 -gate を1973年から確認されるとしています。事件の翌年には、もう別の語に付けて使われていたことになります。
意味は変わった?
「門」を表していた gate が、「〜をめぐるスキャンダル」を表すようになりました。同辞典は、どんな語にも付けられる接尾辞だと説明しています。建物の名前の一部が、事件の性質そのものを表す部品になった例です。
今はどう使われる?
英語では、疑惑や不祥事の名前に「〜gate」を付ける形で使われます。日本語の「ゲート」には、デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典ともスキャンダルの意味は載っていません。
なぜ定着した?
事件の衝撃が大きく、「Watergate=政治スキャンダル」という連想が強く結びついたため、後半だけで「スキャンダル」が伝わるようになったと考えられます。
元の意味と今の意味
watergate は中世英語で「水路」「水門」のこと。のちにワシントンD.C.の建物群の名前になり、1972年に民主党本部への侵入事件の舞台となった。gate の部分は本来「門」の意味。
- 〜にまつわるスキャンダル語の後ろに付けて「〜をめぐる疑惑・不祥事」を表す接尾辞。
- 門・出入り口本来の意味。
タイムライン
- 1972年Online Etymology Dictionary によると、6月17日にウォーターゲートの民主党全国本部に侵入事件が起き、のちにニクソン大統領が辞任する。
- 1973年「〜にまつわるスキャンダル」を表す接尾辞 -gate が確認される。
用例
The press dubbed it "Deflategate."
作例・〜にまつわるスキャンダル
関連するこぼれことば
出典
- -gate (etymology)Online Etymology Dictionary(2026-10-04 閲覧)
- watergate (etymology)Online Etymology Dictionary(2026-10-04 閲覧)