マジックまじっく

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魔法だった「マジック」は、こぼれて油性ペンになった。

マジックインキ
マジック
元の言葉
マジックインキ
こぼれた部分
マジック
種類
固有名詞由来 / 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化
現在の意味
フェルトペン、奇術・手品、マジックナンバー
信頼度
確実

意味の変化

  1. 魔法・奇術
  2. 商標「マジックインキ」
  3. 「マジック」が独立
  4. フェルトペン

魔法・奇術 → フェルトペン

何からこぼれた?

ペンの「マジック」は、フェルトペンの商標名「マジックインキ」の前半がこぼれた言葉です。

元々どういう意味だった?

英語 magic は魔法・奇術のことで、精選版 日本国語大辞典は尾崎紅葉『冷熱』(1894)を初出の実例に挙げています。「マジックインキ」では、ペンの性質をたたえる修飾部分でした。

いつ独立した?

精選版 日本国語大辞典は、「マジックインキ」の略としての「マジック」の初出の実例に黒田初子『山への誘い』(1957)を挙げています。「マジックインキ」そのものの初出の実例は三浦朱門『セルロイドの塔』(1959)で、辞書の用例では略語の方が先に現れています。

意味は変わった?

「魔法」を表す語が、文房具の名前になりました。デジタル大辞泉は「マジックインキ」「マジック」ともに商標名だと補説していますが、日常では他社の油性ペンも「マジック」と呼ばれることがあると考えられます。

今はどう使われる?

「マジックで書く」「黒マジック」のように、太字の油性ペンを指して使われます。奇術の意味や、野球の「マジック点灯」の意味もあり、文脈で区別されます。

なぜ定着した?

「インキ」の部分は道具の説明にすぎず、印象的な「マジック」の方が名前として残ったと考えられます。

元の意味と今の意味

英語 magic は魔法・奇術。「マジックインキ」(Magic Ink)はフェルトペンの商標名で、「魔法の」と性質をたたえる修飾部分だった。

  • フェルトペン「マジックで名前を書く」のように、マジックインキを指す。デジタル大辞泉は「マジック」も商標名と補説している。
  • 奇術・手品「マジックショー」など。
  • マジックナンバープロ野球の優勝までに必要な勝利数。

タイムライン

  1. 1894年精選版 日本国語大辞典は、尾崎紅葉『冷熱』(1894)の「奇術(マジック)」を初出の実例として挙げる。
  2. 1957年「マジックインキ」の略としての初出の実例として、黒田初子『山への誘い』(1957)の「外に『マジック』で大きく内容を書いておく」が挙げられている。
  3. 1959年「マジックインキ」の初出の実例として、三浦朱門『セルロイドの塔』(1959)が挙げられている。

用例

  • 段ボールにマジックで中身を書く。作例・フェルトペン
  • パーティーでマジックを披露した。作例・奇術・手品

関連するこぼれことば

出典

  1. 「マジック」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)
  2. 「マジックインキ」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)