無印むじるし
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「しるしがない」という意味だった「無印」は、こぼれてブランドの名前になった。
無印良品
無印
- 元の言葉
- 無印良品
- こぼれた部分
- 無印
- 種類
- 固有名詞由来 / 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 再解釈
- 現在の意味
- 無印良品、しるしがないこと
- 信頼度
- 有力
意味の変化
- しるしがないこと
- 無印良品(ノーブランド商品)
- 「無印」が独立
- ブランドそのもの
しるしがないこと(ノーブランド) → ブランド「無印良品」
何からこぼれた?
「無印」は「無印良品」の前半がこぼれた言葉です。
元々どういう意味だった?
「無印」は、しるしがついていないことを表します。精選版 日本国語大辞典は落語『臆病源兵衛』(1897)を初出の実例に挙げ、競馬・競輪で予想の印がない馬や選手を指す用法も載せています。百科事典マイペディアによると、無印良品は1980年に西友の自社開発商品として始まり、〈無印〉つまりノーブランド商品という名のもとで展開されました。
いつ独立した?
辞書は「無印良品」の略としての「無印」を載せておらず、単独用法の初出は現時点で確認できていません。一方、無印良品自身も「自然、当然、無印。」という広告コピーで「無印」を使っています(無印良品「小池一子 a life with MUJI」)。
意味は変わった?
「ブランドのしるしがない」という意味の語が、それ自体ひとつのブランドの名前になりました。百科事典マイペディアは、ノーブランドという戦略が「ブランド・ブームを逆手にとった形で」受け入れられたと説明しています。意味が反転した、こぼれことばらしい例です。
今はどう使われる?
「無印で買う」「無印っぽい」のように、店やブランド、さらにはそのシンプルな雰囲気を指して使われます。海外では「MUJI」の名前で展開されています。
なぜ定着した?
「良品」だけでは一般名詞と区別できず、特徴を表す「無印」のほうが残ったと考えられます。
元の意味と今の意味
「無印」は、しるしがついていないこと。競馬・競輪の予想で印のない(勝つ見込みが薄い)馬や選手も指す。「無印良品」では「ノーブランド」を表す部分だった。
- 無印良品「無印で買った」のように、ブランド・店を指す。
- しるしがないこと本来の意味。競馬の予想で「無印の馬」など。
タイムライン
- 1897年精選版 日本国語大辞典は、落語『臆病源兵衛』(1897)の「無印(ムジルシ)の右の葛籠」を「しるしのないこと」の初出の実例として挙げる。
- 1980年西友の自社開発商品として無印良品が発売される。
- 1983年青山に第1号店がオープンする。
用例
この収納ケース、無印で買ったんだ。
作例・無印良品無印の馬が来て大穴になった。
作例・しるしがないこと
関連するこぼれことば
出典
- 「無印」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)
- 「無印良品」(百科事典マイペディア)コトバンク(平凡社)(2026-10-04 閲覧)
- 無印良品とクリエイター 小池一子無印良品(良品計画)(2026-10-04 閲覧)