コマーシャルこまーしゃる
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「商業の」という意味だった「コマーシャル」は、こぼれて番組の合間に流れる広告になった。
- 元の言葉
- コマーシャルメッセージ
- こぼれた部分
- コマーシャル
- 種類
- 部分抽出 / 単独使用 / 意味変化 / 意味縮小
- 現在の意味
- 放送広告、商業上の
- 信頼度
- 有力
意味の変化
- 商業に関すること
- コマーシャルメッセージ
- 「コマーシャル」が独立
- 放送広告そのもの
商業に関すること(性質) → 放送広告(モノ)
何からこぼれた?
「コマーシャル」は「コマーシャルメッセージ」の前半がこぼれた言葉です。同じ言葉の頭文字をとった「CM」もありますが、こちらは二か所を組み合わせた略語です。
元々どういう意味だった?
英語の commercial は「商業の」という意味の語です。精選版 日本国語大辞典も「コマーシャル」の意味に「商業、通商に関すること。また、商業を主眼としたさま」を挙げ、『外来語辞典』(1914)を示しています。日本大百科全書によれば、民間放送の草創期には「コマーシャル・メッセージ」は「商業文」と訳され、宣伝広告文一般を指していました。
いつ独立した?
日本大百科全書によれば、日本初のラジオコマーシャルは1951年、テレビコマーシャルは1953年に流れました。精選版 日本国語大辞典は「コマーシャルメッセージ」の略としての「コマーシャル」について、古川ロッパの日記(1955年)を初出の実例に挙げています。民放が発達するにつれ、放送広告の代名詞として広く使われるようになったと日本大百科全書は説明しています。
意味は変わった?
「商業の」という性質を表す語が、放送広告という具体的なものを指す名詞になりました。商業に関わるものはいくらでもありますが、日本語で「コマーシャル」と言えばほぼ放送広告です。「コマーシャルソング」のように他の語に付く使い方には、本来の「商業上の」という意味が残っています。
今はどう使われる?
テレビやラジオの広告を指して「コマーシャル」とも「CM」とも言います。デジタル大辞泉は、民間放送などで番組の前後や途中に行う広告と説明しています。
なぜ定着した?
「メッセージ」の部分は、言わなくても放送で流れるものだと分かります。広告を区別するのに必要な「コマーシャル」だけが残ったと考えられます。
元の意味と今の意味
英語 commercial は「商業の」を表す語。日本語の「コマーシャル」も、商業・通商に関すること、商業を主眼としたさまを表していた。「コマーシャルメッセージ」では、メッセージの性質を説明する修飾部分だった。
- 放送広告民間放送の番組の前後や途中に流れる広告。「コマーシャルのあとで」のように名詞として使う。CMとも。
- 商業上の他の語に付いて、商業上の・宣伝のための、の意を表す。「コマーシャルソング」など。
タイムライン
- 1914年精選版 日本国語大辞典は、「商業、通商に関すること」の意の「コマーシャル」について『外来語辞典』(1914)を挙げる。
- 1951年日本初の民放ラジオ放送として中部日本放送が開局し、同日に時報コマーシャルを流す(日本大百科全書による)。
- 1953年日本テレビ放送網が本放送を始め、同日に日本初のテレビコマーシャルを流す(日本大百科全書による)。
- 1955年「コマーシャルメッセージ」の略としての「コマーシャル」の用例。精選版 日本国語大辞典は古川ロッパ日記(1955年7月17日)の「ヘンなコムマーシャルが出ないからとNHKにしたら」を初出の実例として挙げる。
用例
コマーシャルの間にお茶をいれてくる。
作例・放送広告あの曲はもともとコマーシャルソングだった。
作例・商業上の
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出典
- 「コマーシャル」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・日本大百科全書)コトバンク(小学館)(2026-10-04 閲覧)